奥歯を軽く噛んだとき、通常では前歯は上の歯が下よりも前に突出しています。
“受け口”とは下の前歯が上よりも前に突出している状態のことです。
受け口の程度によっては、日常生活でも会話や食事に支障を来たす場合や外見的にもバランスが崩れた状態になり
「下顎(アゴ、あご)が大きく見える」
「下口唇が前に出過ぎている」
「前歯を見せたくないので人前で笑えない」
などといったコンプレックスに悩みをかかえることになります。
受け口の改善手術としては、“下顎枝矢状分割骨切り術(Obwegeser法)”が代表的な術式になりますが、“エーブ クリニック”で行なっている受け口の改善手術は、“下顎分節骨切り術”と呼ばれる術式になります。
この術式はObwegeser法に比べ1~2年間の長期間にわたって矯正治療など不要なので、短期間で仕事に復帰したいかたにおススメの方法です。
手術適応の少ないかたや、反対咬合の程度が強い患者さまには、口腔外科へのご紹介も可能です。
受け口でお悩みのかたは、一度カウンセリングにいらしてみてはいかがでしょうか。
1 | 口腔内からアプローチ
口腔内からアプローチします。下口唇の裏側と歯肉との間の粘膜を切開して、顎(アゴ、あご)先に向かって剥離を進め、下顎前面の骨皮質を露出します。 |
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2 | 削骨・骨切り
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3 | 手術の終了
口腔内の粘膜を縫合して終了です。
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手術時間 | 2時間程度 |
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傷跡 | 目立ちません。 |
入院 | 不要 |
通院 | 定期検診 ご来院頻度:手術後2週間、1ヵ月、3ヵ月 |
麻酔 | 全身麻酔 |
施術時間 | 2時間程度で終了いたします。 |
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傷跡 | 口腔内からの手術になりますので、皮膚にキズはできません。 口腔内の切開は下口唇裏側の溝の部分になりますので、笑ったりアクビをして口を開けてもキズは見えません。 |
麻酔 | 全身麻酔で行ないますが、リカバリー室で数時間お休みになれば、その日のうちにご帰宅できます。 |
入院 | 必要ありません。ご状態によっては長時間の経過観察が必要なため、まれにご帰宅が翌日になる場合があります。 |
通院 | 定期検診といたしまして、手術後2週間、1ヵ月、3ヵ月にご来院いただきます。 何か気になることや問題がある場合には、その日以外でも適時診察させていただきます。 |
その1 カウンセリングを重要視
受け口は程度によってその改善方法が異なります。
歯科矯正だけで良いのか?外科的手術が必要になるのか?噛み合わせではなく顎(アゴ、あご)先の形が問題になるのか?それによって適応となる手術も違ってまいります。
“エーブ クリニック”ではカウンセリングを重要視しています。
正確な診断のもとに、患者さまのご状態に合わせて、最適な方法をご案内いたします。(ご状態によっては外科手術だけではなく、口腔外科の受診をご案内させていただく場合があります)
その2 短期間で社会復帰可能な手術方法
“エーブ クリニック”では、受け口の改善に対して“下顎分節骨切り術”を施行しています。
この手術法は入院の必要が無く、通常その日のうちにご帰宅が可能です。
また下顎骨を広範囲に骨切りすると顎間固定(上下の歯をワイヤーで固定)が必要になり、しばらく口を開けることができないので食事も流動食になりますが、この手術では顎間固定が不要なので、食事もご自宅で管理することが可能です。
「早期に仕事に復帰したい」「歯にワイヤーがついているのがイヤだ」「できれば入院はしたくない」とお考えのかたに適した方法です。
その3 安心の無痛麻酔
“下顎分節骨切り術”の麻酔は全身麻酔で行ないますが、通常の場合は入院の必要はありません。
現在では代謝・覚醒の良い麻酔薬が臨床使用されていますので、手術が終了してからリカバリー室で数時間お休みいただいた後に、ご状態が安定していればその日のうちにご帰宅が可能です。
“エーブ クリニック”では、麻酔科専門医の資格を持つ院長が責任を持って手術・麻酔を担当いたします。
Q:事務職ですが、仕事はいつから復帰できますか?
A:“エーブ クリニック”で行なっている“下顎分節骨切り術”では、入院治療の必要がないので、通常は手術したその日のうちに歩いてご帰宅が可能です。
また顎間固定(上下の歯をワイヤーで固定)をしないので、とくに硬いものでなければ、通常の食事を召しあがっていただくことができます。
腫れが落ち着いてくるまでには1~2週間ほどかかりますが、マスクで隠れる範囲の腫れでおさまります。事務系のお仕事でマスク着用がOKであれば、手術後2、3日から1週間程度で職場復帰が可能です。
「早期に仕事に復帰したい」「できれば入院はしたくない」とお考えのかたに適した手術方法です。
Q:未成年でも手術を受けることはできますか?
A:未成年の患者さまの場合は、基本的に歯列矯正を含めた口腔外科的治療をご案内しています。
その理由として、成人になるにしたがって下顎骨の形態が変化していくこと、歯列矯正による治療効果が出やすいこと、精神面の成熟度が未完成であることなどにより、外科的治療を第一選択とする必要性が低いからです。
手術的な治療を施行する場合は、その適応判断と施行時期を、各患者さまに合わせて最良な状態で行なうことが重要です。
当院から矯正歯科、口腔外科をご紹介することも可能ですので、ご心配でしたら一度カウンセリングにお越しになられてはいかがでしょうか。
Q:手術後、食事はいつからできますか?また、どのようなものを食べることができるのでしょうか?
A:下顎骨を広範囲に骨切りすると顎間固定(上下の歯をワイヤーで固定)が必要になり、しばらく口を開けることができないので食事は流動食になります。
“エーブ クリニック”で行なっている“下顎分節骨切り術”では、術後の顎間固定が不要なので、とくに硬いものでなければ、手術後すぐに通常の食事を召しあがっていただくことができます。
実際には、手術当日はお粥やメン類などのスープ類、翌日からご状態に合わせて軟らかい固形物を召しあがるかたが多いです。
骨が接合・固定されるには8週間程度かかりますので、手術から1~2ヵ月ほど経過すれば、手術前と同じように前歯で硬いものを噛むことができるようになります。
手術名 | 金額(税込) |
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受け口(反対咬合):下顎分節骨切り術 | 1,144,000円 |
組み合わせ
手術名 | 金額(税込) |
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受け口(反対咬合):下顎分節骨切り術 +顎(アゴ、あご)削り |
1,320,000円 |
受け口(反対咬合):下顎分節骨切り術 +顎(アゴ、あご)骨切り |
1,584,000円 |