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上眼瞼陥凹症
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瞼には数種類の脂肪があり、その中で「眼窩脂肪」とよばれる眼球を取り囲んでいる脂肪が加齢変化とともに少なくなっていきます。
眼窩脂肪が減少していくと上眼瞼は陥凹してクボんだ状態になり、二重瞼の幅が広くなってしまいます。

このような状態になると瞼が下がって目の開きが悪くなり、眠そうな目元になり、疲れたような感じや老けたような印象を持たれます。
この場合には自家脂肪やヒアルロン酸など、減少した眼窩脂肪に代わるものを注入して、瞼のボリュームアップを行ないます。

切開する手術と違って、腫れが少なく皮膚にキズはつきません。
簡単な注入法により、若々しい目元になる効果的なアンチエイジングです。

上眼瞼陥凹症の手術法
上眼瞼陥凹症の手術法
上眼瞼陥凹症
1
マーキングと麻酔
  1. 椅子に座った状態で、眼窩脂肪の減少による上眼瞼の陥凹状態を診察し、注入予定部分をマーキングいたします。
  2. 仰向けになっていただき、陥凹部分を再度確認してから麻酔をします。
矢印
2
ヒアルロン酸を注入
予定量のヒアルロン酸を注入いたします。
脂肪注入の場合は、お腹や大腿から採取した脂肪を注入いたします。
矢印
3
手術の終了
  1. 手術台の上半身をアップして、上眼瞼の状態を診察します。
  2. 必要に応じて、微調整をして手術終了いたします。
矢印
手術のポイント
手術のポイント
手術時間 1時間
傷跡 目立たなくなります。
入院 不要
通院 5~7日後に皮膚を縫合した糸の抜糸があります。
麻酔 局所麻酔または静脈麻酔
日常生活 手術後1ヵ月間は瞼を強くこすらないようにしてください。
  • 極細の注射針を使用しての注入ですので、皮膚にキズはできません。
  • 眼窩脂肪は体位によって移動します。仰向けになった状態と座った状態の両方で、形状を確認することが重要です。
  • 上眼瞼陥凹症に眼瞼下垂を合併している場合、眼瞼下垂を治療することによって、上眼瞼陥凹症が改善することがあります。
  • 上眼瞼皮膚のタルミが多い場合には、腫れぼったい瞼になってしまうことがあるので、注入の部位と量を正確に決定することが大切です。
手術に関して
手術に関して
施術時間 ヒアルロン酸注入は5分程度、脂肪注入は1時間程度で終了いたします。
傷跡 注射針による注入法ですので、皮膚にキズはできません。
麻酔 局所麻酔または静脈麻酔(手術中眠ってしまう麻酔法)のどちらかを選択できます。
入院 必要ありません。
通院 ヒアルロン酸注入の場合は、通院は特に必要ありません。
脂肪注入の場合は、1週間後に脂肪を吸引したカニューレ部分の抜糸を行ないます。
その後は術後1ヵ月と3ヵ月に定期検診を行ないますが、検診日以外でも何か気になることや問題がある場合には、適時診察させていただきます。
入浴・
シャワー
当日からOKです。傷口を濡らさないようにしてください。
メイク 当日からOKです。
※手術部位(アイメイク)は翌日からOKになります。
その他 手術後1ヵ月間は瞼を強くこすらないようにしてください。
日焼け・強い紫外線に当たらないよう気を付けてください。
当院のこだわり
当院のこだわり

その1 カウンセリングを重要視
上眼瞼陥凹症に対してヒアルロン酸や脂肪の注入は効果的な方法ですが、他に合併している症状がある場合には、先に合併症を改善しなければいけないケースがあります。
たとえば上眼瞼皮膚のタルミが強いかたに注入をすると、瞼が腫れぼったくなることがあります。
また眼瞼下垂がある場合には、注入によって瞼が重くなり、目の開きが悪くなることがあります。
手術を受けた後に症状が改善しなかったり、逆に悪化することが無いように、術前カウンセリングで局所の状態を正確に診断して、効果的な手術を選択することが重要です。

その2 効果的な手術方法
ヒアルロン酸や脂肪による注入法は、メスを使用する切開手術と違って、腫れも少なく皮膚にキズができることもありません。
また手技的にもそれ程難易度が高い手術ではありません。
しかし陥凹に対して正確に注入しないと、シコリを形成することがあり、皮膚に凹凸が生じる場合があります。
“エーブ クリニック”では、水平注入法と垂直注入法を組み合わせて、1ショットの注入量を微量にすることにより、シコリの形成や凹凸の発生に対処しています。

その3 安心の無痛麻酔
“エーブ クリニック”では、麻酔科専門医の資格を持つ院長が責任を持って手術・麻酔を行ないます。
上眼瞼陥凹症に対する注入法は、局所麻酔でも静脈麻酔でも行なうことができます。
特に痛みに弱いかたや恐怖心が強いかた、手術中眠っていたいかたには静脈麻酔で行なう方が良いでしょう。

よくある質問
よくある質問

Q:手術後の腫れが心配です。どの程度腫れるのでしょうか?
A:上眼瞼陥凹症に対するヒアルロン酸注入の腫れはほとんどありません。
しかしヒアルロン酸は周囲の水分を吸収し多少膨張する性質があるので、注入直後から数日経過してボリュームが増して、瞼が腫れぼったく見えることがあります。
ご状態によってどのような経過をたどるか解らないので、初回は量を控えめにして注入を行ないます。
脂肪注入の場合は注射針が太いので、ヒアルロン酸注入に比較して、腫れや内出血の程度は強くなります。
ダウンタイムとして、数日間から1週間程度見ておけば良いと思います。

Q:注入したものは、いずれ吸収されて無くなってしまうと聞いたのですが本当ですか?
A:脂肪注入の場合は一部吸収されますが、残りは組織の一部として残存します。
注入物の経時的変化は脂肪とヒアルロン酸で異なります。
脂肪注入では、注入した脂肪細胞が周囲組織から栄養補給されることにより、注入した場所に生き残ります。
これを生着といいますが、注入した全ての脂肪細胞が生着する訳ではなく、全体の30~50%が生着いたします。(幹細胞を混在させることにより生着率を上げることが可能です)
手術後3ヵ月程経過すると、生着の状態は安定しますので、それ以降は吸収されることはありません。
ヒアルロン酸注入の場合には、細胞として生着することはないので、周辺組織に吸収されていずれ無くなってしまいます。(ヒアルロン酸周囲にタンパク質の被膜が形成されると一部残ることがあります)

Q:シコリができてしまうのが心配ですが、大丈夫でしょうか?
A:注入のときに、一ヵ所から大量に注入すると、シコリができやすくなります。シコリを除去するためには、いくつかの対処方法がありますが、皮膚切開をしなくてもシコリを改善できる方法もあります。
しかし手術のときに、シコリを作らないように注入することが大切です。
そのためには、1ショットを微量に行ない、水平方向だけでなく垂直方向にも注射針を進めて、注入物をできる限り細かく均等に分散させることが重要なポイントになります。

料金
料金

上眼瞼陥凹症

部位 金額(税込)
脂肪注入 片目 132,000円
脂肪注入 両目 220,000円
ヒアルロン酸注入
片目0.2CC
27,500円
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